ドメインとは?

Webサイトを作るとき、最初によく出てくる言葉のひとつが「ドメイン」です。

たとえば google.com、apple.com、yourcompany.com などは、すべてドメイン(Domain Name)です。

ドメインそのものがWebサイトやサーバーというわけではありません。
インターネット上の「住所の名前」のようなもので、利用者がIPアドレスのような数字の羅列を覚えなくても、Webサイトやさまざまなサービスにアクセスできるようにする役割があります。

なぜ独自ドメインが必要なのか?

独自ドメインを持っていない場合、WebサイトのURLは、利用しているサービスの下にある形になることがあります。

たとえば:

yourcompany.someplatform.com

独自ドメインを取得すれば、よりシンプルな

yourcompany.com

を利用できます。

企業にとってドメインは、単なるWebサイトのURLではありません。
Webサイト、アプリ、ドキュメント、メールなど、さまざまなデジタルサービスをまとめる共通のブランド基盤として使うことができます。

用途
企業サイト yourcompany.com
アプリ app.yourcompany.com
ドキュメントサイト docs.yourcompany.com
企業メール [email protected]

ドメインの価格はなぜ違うのか?

ドメインには一律の価格があるわけではありません。

年間数百円程度で取得できるものもあれば、数千円、数万円、場合によってはそれ以上になることもあります。

価格には主に2つの要素が影響します。

1つ目は、ドメインの末尾部分です。

たとえば:

example.com
example.tw
example.clinic
example.ai

末尾の .com、.tw、.clinic、.ai などもドメインの一部であり、種類によって登録料金や更新料金が異なります。

2つ目は、ドメイン名そのものです。

短くて覚えやすい名前や、人気の高い単語、商業的な価値が高い名前は、Premium Domainとして通常より高い価格が設定されることがあります。

また、希望するドメインがすでに他の人に取得されている場合、現在の所有者から購入することになり、通常の登録料金とはまったく異なる価格になることもあります。

ドメイン 一般的なイメージ
.com 世界的に広く使われている一般的なドメイン
.tw 台湾に関連するドメイン
.clinic クリニックや医療サービスを連想しやすいドメイン
.ai 近年はAI関連企業やサービスでよく利用されるドメイン

ドメインはどこで購入できる?

ドメインは通常、ドメイン登録事業者(Registrar)を通じて取得します。

代表的なサービスには、

  • Cloudflare Registrar
  • Porkbun
  • Namecheap
  • GoDaddy
  • 各国・地域の認定ドメイン事業者

などがあります。

たとえば .tw ドメインは、台湾ネットワークインフォメーションセンター(TWNIC)が認定する事業者を通じて申請できます。

また、一般的に「ドメインを買う」と言いますが、実際には永久に買い取るわけではありません。

一定期間の利用権を取得する形であり、通常は毎年更新する必要があります。


DNSとは?

ドメインを取得しただけでは、そのドメインがどこにつながるのかは決まりません。

そこで重要になるのが、DNS(Domain Name System)です。

DNSは、インターネット上の「案内システム」のような役割を持っています。

利用者が

yourcompany.com

と入力すると、DNSがそのドメインに対応するWebサイトやサービスの場所を探します。

DNSはWebサイトだけで使われるものではありません。

メール、アプリ、API、その他のサービスも、DNSを利用してドメインと接続されることがあります。

役割 簡単に言うと
Domain インターネット上の住所名
DNS その住所がどこにつながるかを案内する仕組み
Hosting / Server Webサイトやサービスが実際に動いている場所

一括で管理できるWebサイトサービスもある

ドメイン、DNS、Hostingをそれぞれ別々に管理したくない場合は、複数の機能をまとめて提供するサービスもあります。

たとえば:

Wix / Squarespace
企業サイトや個人サイト向け。コードを書かずにWebサイトを作りやすいサービスです。

Shopify
ECサイト・オンラインショップ向けのサービスです。

Webflow
デザインの自由度が高く、ノーコードと本格的なフロントエンド開発の中間に近いサービスです。

GoDaddy / Hostinger
ドメイン、Hosting、Webサイト作成ツールなどをまとめて提供しています。

WordPress.com
Webサイト作成から運用までを比較的一括して管理できます。

こうしたサービスは、細かい技術設定をできるだけ減らして、早くWebサイトを立ち上げたい人や企業に向いています。

独自ドメインがあれば企業メールも作れる

独自ドメインを取得すると、

[email protected]
[email protected]
[email protected]

のようなメールアドレスを利用できます。

[email protected]

のような一般的な無料メールアドレスと比べると、独自ドメインのメールは企業としてのブランドを統一しやすくなります。

1つのドメインから複数のサブドメインを作れる

たとえば、

yourcompany.com

を取得したあと、

app.yourcompany.com
docs.yourcompany.com
status.yourcompany.com

のようなアドレスを作ることができます。

これらをサブドメイン(Subdomain)と呼びます。

通常、サブドメインを作るたびに新しいドメインを購入する必要はありません。

そのため、1つのメインドメインを中心に、Webサイト、アプリ、ドキュメント、APIなどを整理して運用できます。


ドメインは企業のデジタル資産でもある

Webサイトは作り直すことができます。

Hostingを変更したり、利用する技術を変えたりすることもできます。

しかし、長年使っているドメインが、

  • 顧客に覚えられている
  • 検索エンジンに登録されている
  • 名刺や広告に掲載されている
  • 企業メールで使われている
  • アプリや各種サービスにつながっている

といった状態になっている場合、そのドメインを失う影響は非常に大きくなります。

そのため企業では、

  • ドメイン管理アカウントの所有者
  • 自動更新
  • 登録メールアドレス
  • 二要素認証
  • その他のセキュリティ設定

を適切に管理することが重要です。

ドメインは一見すると単なるURLに見えますが、企業にとっては長期的に守るべき重要なデジタル資産のひとつです。